ClapClip Team · · · 約11分で読めます

ClapClip開発チームによる記事です。第三者によるレビューではありません。 ご質問や訂正はこちら

最初は バランス から始めてください。既定値(モデルID hyperswap_256_b)で、ふつうのポートレートでは驚きが最も少ない選択です。頭が傾いている、光が均一でないなら Robust、どちらの顔も鮮明で細部まで見るなら Accurate、正面向きの写真をまず一度通すだけなら ベーシック に切り替えます。

4つは同じ流れの中の種類であって、優劣の順位ではありません。モデルは顔の作り方を、下の2つのスライダーは写真への戻し方を決めます。

4つのモデルと向いている場面

選べるモデルの一覧は公開時に決まります。切り抜きサイズは製品仕様に記載があります。

表示名英語名モデルID顔の切り抜き向いている場面
ベーシックBaselineinswapper_128128 px写真が明るく正面向きで、まず素早く一度確認したい
モデル ARobusthyperswap_256_a256 px頭が傾いている、片側が影、眼鏡や髪が顔にかかっている
バランスBalancedhyperswap_256_b256 px既定値。ふつうのポートレート、または初めての組み合わせ
モデル CAccuratehyperswap_256_c256 px元写真が鮮明で、相手の顔が大きく、まぶたや唇まで見たい

切り抜きはモデルが受け取る整列済みの正方形で、ダウンロード画像の解像度ではありません。ベーシックは128 px、Hyperswap 系は256 px なので、同じ構図でも後者のほうが構造を多く保てます。

モデルを切り替える目安

両方の顔が鮮明で、相手の顔がカメラを向いているかごく浅くしか傾いておらず、目・鼻・口がすでに正しい位置にあるなら、バランスのままで構いません。この条件では、別のモデルに変えても情報は増えず、ばらつきだけが増えます。

切り替えは症状を基準にします。

  • Robust は角度と光。横顔、主光から外を向いた顔、眼鏡や髪の後ろの顔、あるいはバランスで人物は合っているのに目や口がずれる場合。
  • Accurate は解像度。相手の顔が大きく鮮明で、まつげや唇の輪郭、肌の質感に差が出る場合。
  • ベーシック は速度。証明写真のように128 px の切り抜きで足り、まず構図を確認したい場合。

どのモデルも、元写真になかった情報を補うことはできません。Robust は手の後ろの顔を作れず、Accurate は圧縮されたスクリーンショットを修復できません。だからこそ検出と位置合わせは、モデルを呼ぶ前に必ず実行されます。

2つのスライダーが変えるもの

どちらも生成された顔が届いたあとにブラウザー側で効きます。動かしても交換処理はやり直しになりません。

  • 輪郭ぼかし(Edge blur)は生成された顔の境界をやわらげます。範囲は0〜1、既定値は0.4です(範囲と初期値は製品仕様で定めています)。
  • 融合範囲(Fusion area)は、なじませる前に生成レイヤーをどれだけ残すかを決めます。0〜50の整数、既定値は50です。画面では含める範囲として表示し、内部の計算では逆の内側余白に変換します(製品仕様)。

変わるのは透明度だけです。位置も色もスライダーでは直りません。目の位置がずれているのにぼかしで隠すことはできず、広くやわらかいなじませ方は継ぎ目を隠す代わりに細部を洗い流します。

実行前に確認していること

検出と位置合わせは端末側で行い、送信するのは整列済みの顔の切り抜きだけです。返ってきた顔は元の写真に合成されます。写真全体を送る方式も用意されていますが(製品仕様では顔の切り抜きと並ぶもう1つの送信モード)、公開デモは切り抜きを用意する側です。

  • 選択できるファイル。 JPG、PNG、WebP で20 MBまで。それ以外は処理前に拒否されます。
  • 解像度。 ブラウザーが長辺4096 px、16 MP に縮小してから切り抜くため、結果もその縮小後のサイズになります。
  • API 側の上限。 6 MiB、16 MP、一辺8192 px、1フレームのみ。製品仕様のしきい値で確認します。デモの小さな切り抜きは大きく下回ります。
  • 1つの顔。 検出は1つの顔を前提に設定され(製品仕様)、MediaPipe の FaceLandmarker を使います。モデルは初回に Google の MediaPipe 配布元から取得し、GPU で実行できない場合は CPU に切り替わります。
  • ペース。 1セッションあたり毎分6回、1ネットワークあたり毎分12回。加えて、提供元への呼び出しは1日800回の共通上限があります。アカウントは不要で、自分の交換回数に1日の上限はありません。
  • 時間。 同期処理は45秒、キューに入る処理は150秒です(製品仕様)。

失敗する場合とその意味

表示・症状原因どこで適用されるか
"No face detected"ランドマークが取れない、またはどちらかの画像に1つの明確な顔がない製品仕様
"Choose a valid JPG, PNG or WebP image under 20 MB"形式違い、空のファイル、20 MB 超製品仕様
元写真より甘い仕上がり切り抜き前に4096 px または16 MP へ縮小された製品仕様
API に画像を拒否される6 MiB 超、16 MP 超、一辺8192 px 超、複数フレーム製品仕様
model_unavailable有効なモデルの一覧にないモデルを指定した製品仕様
"The free demo is at capacity"提供元の1日の共通上限に達した製品仕様
レート制限で拒否1セッションから毎分6回超、または1ネットワークから毎分12回超製品仕様(上限6と12)

最後の2つは回数ではなくペースの話です。制限されているのは送信の速さと残りの共通処理能力で、1日に処理できる写真の枚数ではありません。

手順

  1. オンライン写真ツールを開き、変えたい写真を追加します。
  2. 目が開いていて強いフィルターのかかっていない、鮮明な元の顔を1枚追加します。検出には見えるランドマークが必要です。
  3. まずバランスで1回実行し、結果を原寸で確認します。
  4. 変えるのは1つだけ。構造が違うならモデル、境界だけが目立つなら 輪郭ぼかし か 融合範囲 です。
  5. JPEG をダウンロードします。動画なら Windows アプリが適切な道具です。

よくある質問

最初に試すモデルはどれですか?

バランスです。2枚の写真は変えずに試してください。顔が傾いている、光が均一でないなら次に Robust、どちらの顔も鮮明で大きいなら Accurate と比べます。

Accurate は Robust より常に優れていますか?

いいえ。Accurate は明るく構図のよい顔の細部向け、Robust は角度と厳しい光向けです。横顔では Accurate に材料が少なく、元写真が甘ければどちらも制約を受けます。

モデルを変えても合わないのはなぜですか?

元写真が上限を決めているからです。小さすぎる、ぼけている、フィルターが強い、角度がきつい写真は、どの種類でも同じように制約になります。3つ目のモデルを試す前に、元写真を替えてください。

スマートフォンでも使えますか?

使えます。最新のモバイルブラウザーでインストールなしに動き、送信されるのは整列済みの顔の切り抜きだけです。大きい画面のほうが確認は楽ですが、必須ではありません。

アカウントは必要ですか?

いいえ。写真の交換は無料で、アカウントもログインも不要、交換回数の上限もありません。残るのは上に挙げた技術的な制約、つまりファイルの扱い、1枚につき1つの顔、毎分のペースです。

ブラウザーとデスクトップアプリで迷う場合は、AIFaceSwap.io との比較(英語)をご覧ください。

許可を得て制作してください。利用権限のある素材と顔を使い、加工した内容であることを明示してください。

英語の記事

AIFaceSwap.io Alternative: Photo Tool vs Windows App

Compare a free browser photo tool with a local Windows app for face swaps. Check file limits, video support and export terms before you choose.

AI で動画の顔を入れ替える方法:手順とうまくいかないときの対処

Windows で動画の顔を入れ替える手順。動画と顔写真の準備、難しい場面のプレビュー確認、書き出し、よくある問題の直し方を解説します。